池袋居酒屋 ほっかいどう経済NEWS:道内4月、震災倒産4件 観光業など打撃 /北海道
◇東京商工リサーチ
東日本大震災の影響で4月に、道内企業4社が倒産したことが東京商工リサーチ北海道支社の企業倒産概況で分かった。うち2社が観光客の減少が要因とみられる。同支社は「復興に伴う公共投資で景気の押し上げも期待される」としながらも「タイムラグがあり、この間に体力の弱い企業間で倒産が増加する恐れがある」と分析している。
同支社によると、震災関連の倒産は▽観光バス会社「エクセルバス」(札幌市)▽水産加工業「黄金水産」(伊達市)▽菓子製造業「ニシムラ」(札幌市)▽飲食業「礁」(千歳市)--の4社。負債総額は約7億1000万円で、負債の最高額はエクセルバスの約4億円。礁を除く3社の従業員は計80人だった。
エクセルバスは震災後、道内観光の外国人ツアー客を中心に予約の9割がキャンセルされて経営が悪化した。ニシムラは観光客の減少で土産用の菓子販売が落ち込んだ。
黄金水産は噴火湾沿岸の津波被害で、原料のホタテの仕入れが途絶えた。礁は千歳市内で居酒屋1店を経営していたが主な客層だった陸上自衛隊第7師団の隊員らが被災地に派遣された影響で客足が途絶えたことが要因という。
震災関連では、3月にも包装紙製造の「北央パッケージ」(札幌市)が販売先の被災で倒産している。
道内の4月の倒産(負債額1000万円以上)は震災関連を含めて計52件(前月比7件増)で、負債総額は109億6800万円(同約14億円減)。50件以上の倒産は09年6月以来となった。【吉井理記】
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